【香港冒险纪行04】電車で行こう、どこまでも

今、私の手元にあるこれ。

これは何かというと、香港の地下鉄の乗車券。
香港の地下鉄はMTRと呼ばれ、日本と同じように券売機で行き先までの金額を入れて乗車券を買い、自動改札を通って乗車します。
改札入る時はSuicaのようにセンサーにピッとかざし、出る時は回収口に入れると回収されるという仕組み。つまり、目的地の駅では回収されて手ぶらで出てくることになる訳なのですが、なんでこれが今でも私の手元にあるのかと言いますと…
出る時に自動改札で回収されず、エラーして戻されてしまったのです。当然、通路は金属製のバーで遮断され、私の後ろの人は大迷惑。

えーーーどうすんのこれ?
日本なら改札にすぐ脇に駅員がいて、事情を説明して通してもらうことができますが、見回してもそれらしき場所も無く駅員もいません。
すると隣の改札を通る乗客の何人かが、別に迷惑がる様子も見せずに何やら指示をくれている。え?何? …バーを乗り越えろ? マジでっ!?
ん〜なコトしたら余計に面倒なことになるんじゃないのーーー?
とは思いつつ、駅員が来る気配も無くラチもあきそうにないので、どっこいせ☆っとバーをまたいで改札の外へ。誰も変な顔をしない。
なるほど、良くあることなんだね。

そういえば滞在中に結構地下鉄に乗ったけれど、駅員って見かけなかったような…
駅のホームでも別に乗客は並ばずに電車に乗り込む。けれども、子供を抱いたお母さんが乗ってくると、座っていた乗客は躊躇なく席を譲る。
ほとんどの乗客がスマホでゲームに興じる姿は日本と同じだけれど(笑)。

とにかく今回の収穫は公共交通機関に乗れたこと。
MTRにしろ路面電車にしろ、香港内の移動手段を体験できたので、次回行きたいところがあれば一人でも行ける。

例えば、今回MTRで通過した駅に「茘枝角」という駅があります。ぼーっと駅名を見ていてどこかで見た字面だなぁ…と、ふと気がつきました。
あ、これライチって読むんじゃなかったっけ?果物の。
英語表記を確認すると確かに「Lai Chi Kok」って書いてある!もしかしたら、ここにはライチ畑とかあったりするのかな!?
これはぜひ次回途中下車して調査してみなければ♪